浄土真宗大谷派のお寺さんから頂いたお便りに、藤代聰麿さんというお坊様の言葉が紹介されていた。


「これからが これまでを 決める」


一瞬、変なことをおっしゃるなぁと思い、これまでの努力や学びが未来を作るのでは、と反論したくなったが、以下のような解説を読み、あぁ、なるほど、と納得した。


すなわち、学歴や経歴は明確に見えることから、社会は人間の評価を履歴書で決めたがる。よって、世間の常識からすると、「これまでが これからを 決める」になるのだろう。しかし、明治44年生まれの藤代聰麿さんは日中戦争に従軍して過酷な時を過ごされ、復員後、「辛い過去に人生を決められてたまるか」と思われ、「これからどう生きるかで過去の意味が変わる」ことに気付かれたのだという。


今の不満や不遇を過去のせいにしたら、そこで時間が止まってしまうように思う。しかし、これからどう生きるかを考え、実行に移し、少しでも手応えを感じる時間に恵まれたら、過去の失敗や挫折も笑いながら振り返ることが出来そうだ。なかなか良い言葉を教えてもらったように思う。


(桜も咲けば、寒さに耐えた蕾の頃を懐かしく思い出せるのかも)