3月8日の「国際女性デー」に因む興味深い記事が毎日新聞に出ていた。内閣府の2024年度「地域における女性活躍・男女共同参画に関する調査」を情報公開請求し、例えば、「地域や親戚の集まりの準備やお茶出しは女性の仕事という意識があったか」など9つの質問を18才から39才の男女1万人に投げ掛け、その回答から都道府県別に「性別役割分担意識」があったかどうかを分析したとのこと。
先述の「地域や親戚の集まりの準備やお茶出しは女性の仕事という意識があったか」に対し、「よくあった」や「時々あった」と回答したのは大分県が最も多くて41.6%、次が山梨県の41.3%、そして香川県の41.2%と続く。その他の質問である「家事・育児・介護は女性の仕事」や「男性が前に立って女性は後ろで支えるべきだ」についても、東京や大阪など都市部に比べると地方にそういう意識が強く残る結果となっている。
私が働き始めたのは1978年で、男女雇用機会均等法が施行される前だったから、採用も職務内容も待遇も男女間で明らかな差があったし、私の母が専業主婦だったこともあり、私自身もそれを不思議には思わなかった。それを証拠に、私は冗談交じりではあったが「三人娘の長女は医者に、次女は弁護士に、三女は芸能人に嫁がせる」と言い放っていたし、回りの方々も「それは良い考えですね」と堂々と肯定するような時代だったのだ。
そんな私の考え方を変えたのは男女雇用機会均等法ではなく、アパレル企業で出会った女子社員の方々だ。目的に対する達成意欲や同僚たちを叱咤激励する熱い情熱は同年代の男性に比べて遥かに迫力があったし、忖度なしに直言できる彼女たちこそ、この会社を変化させてきたのだと思った。それからは娘たちに「きちんと仕事が出来る女性になって欲 しい」と思うようになった(笑) 意識を変えることは簡単ではないけれど、目に見える行動が着実に変化を促して行くのかなと思う。
