丸紅ラグビー部で一緒にプレーした仲間6人で食事した。共通の話題は当然ラグビーになるが、誰からともなく「俺たち、良い時代にラグビーしておいて良かったな」と言い始め、一同、深く頷くこととなった。以下、元ラグビー選手たちの独り言。



「BKも今やラック、モールに入れないと使ってもらえないんだろ?俺、あんな痛そうな所に入りたくないよ(笑)」

「最近の第1列はパスも上手いし、BKラインに入っていても違和感ないよね。俺、無理。ま、誰も俺にはパスしないと思うけど(笑)」

「最近はSHですらデカイもんね。スクラムサイドもぐってきても、俺、タックル行くの止める(笑)」

「ラグビーは15人で戦うもんだと思っていたけど、今は負傷退場以外でも8人まで交代できるんでしょ? だったら23人で戦うスポーツだよね」

「昔は15のポジションがあって個性を生かせるスポーツだと教えられたけど、今や個性の前に最低80kgの体重と走れる身体が必要じゃないの」

「TMOにも驚いた。我々の時代は間違っていてもレフェリーの判断が絶対で、俺なんか世の中の不条理を学ばせてもらったと感謝してるもん」

と、一人ひとりが呟く度に皆が頷くこととなった。確かにラグビーは変わった。が、痛みや苦しさ、緊張や興奮、喜びや悔しさを大人数で共有できる点は変わらない。本当に素敵なスポーツを経験できたと思う。