リバティ島に建つ自由の女神を見たあと再びフェリーに乗り、移民局のあったエリス島を訪れた。1892年から1954年までの間に約1700万人の移民がここからアメリカに入ったとのこと。1954年に移民局が閉鎖されてからは博物館になっているという建物を見学した。
(1905年の撮影、Wikipediaより)
映画「ゴッドファーザー」には故郷のシチリアを逃れ、ニューヨークにたどり着いたヴィトー・コルレオーネ少年が登場するが、彼が不安そうな表情を見せていたのがこの移民局だと思う。ヴィトー少年同様、多くの移民希望者がエリス島を経てアメリカに入国したことから、「希望の島(Island of Hope)」と呼ばれた一方、病気の疑いがある人や所持金が全くなかった人は本国に送り返されたことから、「嘆きの島(Island of Tears)」とも呼ばれたらしい。
(入国審査を待つ移民でいっぱいのホール)

(現在のホール)
博物館には多くの移民の写真が掲げられていた。中には日本人のものもあり、ついついその人の人生や、その人の両親や子孫のことを想像した。
博物館には又、職業別に移民が占める割合を示すグラフや、移民が着用していた服や使用していた家財道具なども展示されていたが、異なる言語や文化、宗教や信条、生活様式や慣習がぶつかり合うことでトラブルもあったろうが、反面、新しい発想や工夫、エネルギーも生まれたのかと想像した。もしかすると、アメリカが移民を受け入れたことが「才能を引き寄せる力」につながったのではないかと思う。




