毎日新聞の夕刊に明るいニュースを見付けた。
東京武蔵野市立境南小学校は市のモデル校で、「総合的な学習の時間」に力を入れているとのこと。「総合的な学習の時間」とは、児童や生徒が自発的に横断的・総合的な課題学習を行う時間と説明されているが、4年3組の生徒さんたちは「クラスのみんなで学校に泊まる」というプランを立てたらしい。
それを聞いた担任の先生や校長先生は「何で泊まりたいの?」「地震が起きたらどうするの?」「全員の保護者がOKしてくれるの?」と次々に質問を繰り出して追い返すが、子供たちは諦めない。一つひとつ課題をクリアしていき、近くの銭湯と交渉したり、晩ご飯の食材を地元農家から提供してもらったり、最終的には保護者会でパワーポイントを使ったプレゼンまで行い、学校や家庭の合意を得て見事実行に移したらしい。なんとも頼もしい話ではないか。
最後に、担任の先生が「最低限の知識や技能を保証してあげるのは教員の責任。それと同時に、ほとんどの仕事がAI(人工知能)やロボットに取って代わる時代を生きる子供たちにとって、こうした授業は生きる力につながると思う」と結んでおられるが、子供たちの考える力や行動する力を引き出したのは「学校に泊まってみたい」という興味や願望だろう。私たち大人も、充実した生活を送りたいなら、そういう興味や願望を持つことがスタートになるのかなと思った。
