一つの職業になっている「タレント」の語源が英語の才能や技能を意味する Talent であることは知っていたが、Talent の語源がギリシャ語のお金の単位であった「タラントン」だとは知らなかった。昨日、たまたま玉川平安教会の礼拝に出席させて頂き、竹澤知代志牧師のお話からそれを知った。実は、新約聖書「マタイ福音書」25章に次のような話が出てくるのだ。


(男声讃美歌研究会のミニコンサートを開催させて頂いた)

3人の使用人を雇っている主人が、各々の力に応じたお金を使用人に預け、旅に出る。使用人Aには5タラントン、Bには2タラントン、そしてCには1タラントン。現在の価値に換算すると、1タラントンは1億2千万円というから大金だ。AとBは早速そのお金を元手に商売を始めるが、Cはそのお金を土の中に埋めて隠してしまう。

 

さて、主人が旅から帰ってくると、Aは商売で5タラントン稼いだと報告、Bは2タラントン稼いだと報告し、各々主人から大いに褒められる。が、預かった1タラントンを土に埋めたまま使わなかったCは怠け者だと叱られ、追放されてしまう。この各々の力に応じてお金が分け与えられたことに由来し、「タラントン」すなわち「タレント」という言葉は人の才能や技能を指すようになったらしい。

 

竹澤牧師が最後におっしゃった「これは決して財産や資金の話ではありません。私たちは神さまから多くのものを頂いています。それを数え、生かしなさいというお話です」という言葉には説得力があった。その通りだ。ついつい自分にないものばかりを数えてしまうが、私は健康で、運動や音楽、旅行や読書を楽しめるし、こうしてブログも書ける。実に多くのものを頂いている。土に埋めるのは不満や不安にしようと思う。