昨年に続き、子供たちにピアノや音楽を教えておられるS先生が企画された「子供たちのためのオペラ」に参加させて頂いた。昨年は「白雪姫と7人の小人たち」だったが、今回はモーツァルトの「魔笛」とのこと。聞いたことのある題名だが内容を全く知らない。慌てて Wikipedia で調べることとなったが、モーツァルトが生涯の最後に完成させたオペラで、大人気を博したものと分かった。

 

(当時のチラシ、Wikipediaより)

 

ただ、あらすじを読むと、重要な役割を演じる登場人物が少なくないし、物語も「白雪姫と七人の小人たち」より複雑だ。S先生はこれをどのように編集されるんだろう。そんな心配をしながら、前回同様、同級生のA山さんを今回も誘い込んで一緒にS先生の教室にお邪魔し、楽譜を頂き、早速コーラスのレッスンを受けた。楽譜は第1部と第2部に分かれており、厚みだけなら悠に昨年の倍はあったが、コーラスの出番はそんなに多くないから何とかなるかも。反面、主な登場人物が多い分、子供たちへの負担が大きそうだ。


(今回のチラシ。子供たちの手描き!)


タミーノ、パミーナ、パパゲーノ、パパゲーナ、夜の女王、三人の侍女、三人の童子、ザラストロ、モノスタトス、三人の神官・・・。歌も台詞も多い。これを覚えるのは大変だ。



それから約10回の全体練習があったが、なかなか全員が揃わない。揃わないから代役による各局面の練習になり、間合いや流れが掴みづらい。そんな練習が長引くと子供たちは飽き始め、大人たちは疲れ始める。うん、これは大変やな、形になるかな? 間に合うかな、うん? 去年もこんな心配をしていたな、と思う内に早や当日朝のリハーサルを迎えた。大人はバラバラの服装だが、子供たちは各々の舞台衣装を着て、明らかにテンションが上がっている。なるほど、舞台衣装が「スイッチ」か!



リハーサルの出来は、既に前日の最終練習に比べ、倍ほど上手だったように思うが、本番の直前、S先生から「みんな、私はこんなに上手く歌えるのよ、と自信を持って歌ってね」と言われた子供たちが全てを出し切るような熱演・熱唱を披露し、感動的なステージになった。素晴らしかった。夜の女王にはソプラノ歌手の宮澤那名子さん、モノスタトス役にはプロ顔負けの演技力を見せたH澤さんを配し、物語の難解な部分はナレーションで補うことを考案されたS先生の準備も光ったように思う。



子供たちの挑戦意欲と成長に今回も刺激を受け、感動した。ありがとうございました。