「アルミード」とは美貌の魔女の名前で、物語は11世紀末のダマスカスを背景にしている。アルミードは魔法の力で敵の十字軍の兵士らを魅惑し、打ち破ってきたが、騎士のルノーだけはなびかない。そこで、自らルノーを倒すと宣言し、その機会を得るが、ルノーに一目惚れしてしまったアルミードはルノーを殺すことができない。
悩んだアルミードは魔法の力でルノーが自分に恋するよう仕向け、その通りにルノーはアルミードを愛するようになるが、そこにルノーを救出すべく友軍の騎士たちが現れ・・・という展開だった。
主役のアルミードを演じたクレール・ルフィリアートルさん(ソプラノ)は、表情も歌声も折々の状況に応じて変化させ、恐ろしい魔女のときもあれば、ルノーを愛する健気な女性のときもあり、完全に言葉は理解できないにしても、舞台に引き込まれてしまった。
指揮とバイオリンの寺神戸 亮さん、合唱や管弦楽のレ・ボレアードさん、クレール・ルフィリアートさんを始めとする歌手の皆さん、バロックダンスを披露下さったダンサーの皆さん、その一体感が素晴らしく、あっという間の2時間半だった。
