英国の理論物理学者、スティーヴン・ホーキング博士が子供向けに書いたという冒険物語だ。私がフォローしているブログで紹介されていたのを見つけ、購入した。



主人公の少年、ジョージはペットの豚が隣家に逃げ込んだことからアニーという少女とその父親で科学者のエリックと知り合う。そして、エリックが宇宙への扉を開いてくれるコスモスというスーパーコンピューターをジョージに見せたことから冒険が始まるのだが・・・。


面白かった。一気に読んだ。SF小説だが、宇宙空間に飛び出した後の描写が具体的で「まるで見てきたよう」だったし、物語の途中にブラックホールや宇宙の大きさに関する説明があるから、ホーキング博士の巧みな誘導に感心しながら読むこととなった。


最後はハッピーエンドだが、ホーキング博士は「人類は宇宙に行かなくては未来がないと思う。小さくて急速に汚染され、人工過密が進む地球だけを見ていては現代の問題を解決できないと思う」と述べておられる。一方では、ジョージに「地球を住み良くする努力をすべきだ」と言わせているから、子供たちには宇宙にも、その中にある地球にももっと深い関心を持たせたかったかと思う。