18名の識者が「注目している変化は?」、「衰退するビジネスは?」、「発展するビジネスは?」という質問に答え、想定される2030年をどのように迎えるべきかについて語っておられる。
注目している変化については、SDG's、気候変動、少子高齢化、AI、IoTといった言葉が共通して出てくるが、最も痛快だったのは一橋ビジネススクールの楠木 建教授の答えだった。すなわち、「ほとんどの未来予測は無駄である」と冒頭に言い切り、「人口が増えても減っても諸悪の根源だと言ってきたではないか」と耳に痛いことをおっしゃる。
結論は「リーダーは人口7000万人の日本の姿をポジティブに描け」だったが、日本の未来地図はリーダーに任せるにしても、自分自身の人生については一人ひとりがポジティブに描く必要があるのではないか。私が社会に出た頃の「終身雇用」や「年功序列」は過去のものになったし、人生100年とも言われる時代だ。頼れるのは自分自身だろう。
ロイヤルホールディング代表取締役の菊池唯夫さんは「肉体労働はロボットに、頭脳労働はAIに取られ、人間に残るのは医者や教師、接客業など自分の感情をコントロールして顧客の満足を得る感情労働のみ」とおっしゃっている。その通りかと思うが、まだまだ予想外の変化や進化があるだろう。しっかり見ようと思う。
