父の形見のオメガが止まってしまった。銀座にオメガの修理を受け付けるショップがあると知り、そこにオメガを持ち込んだ。診断の結果、「スイスに送って修理します」と言われた。7年ぶりのオーバーホールになる。

(7年前のオーバーホールで交換した部品)

このオメガは叔父がアメリカで買い求め、仲の良かった父に贈ったものだ。もう50年以上も前に製造されたものだと思うが、何度かオーバーホールして部品は取り替えたものの、正確に時は刻むし、外見も全く変わらない。大したものだ。

残念ながら、私たち人間は健康診断や精密検査は受けられても、そうそう簡単に部品は替えられない。だから、身体を大事に使うしかないが、企業は定期的にオーバーホールして、行うべき事業や必要とする人材を入れ替えるのはどうだろう。

急激な世の中の変化で、継続していて良いのだろうかと思える事業や、逆に、もっと活躍できるのにと思える人材がいる。既にあるものを変化させるのは困難を伴うから、時にはオーバーホールが企業にも人にも新しいチャンスを提供できるように思う。