青山通りで献血を呼び掛けている女性がいた。道行く人は皆さん素通りするから、ちょっと気の毒になり、「僕、献血します」と言ったら、「ありがとうございます!」と元気な返事が返ってきた。しかし・・・

女性「3、40分掛かりますが大丈夫ですか?」
ボル「お昼休みだから大丈夫です。」
女性「献血されたことありますか?」
ボル「ありますが、10年位前かな。」
女性「では、年齢を教えてくださいますか?」
ボル「65才です。」
女性「・・・・・」

女性が言葉に詰まった理由が分からなかったのだが、要は年齢制限があり、過去5年の間に献血したことがなければ、64才までしか献血できないという決まりがあるらしい。

女性は私の厚意を無にすることに平謝りだったし、私は私で最初に年齢を確認されなかったのは私が老人には見えなかったからだと慰めてはみたが、やはりスッキリしない。

そのまま歩き続けたが、赤信号で止まったときにハタと気付いた。「私が不愉快なのは私が対象外にされたからだ。そういう決まりがある団体や場所は私の方から対象外にすれば良いのだ。」

それでやっとスッキリした。選ばれる側に回るのではなく、選ぶ側にいようとする気概こそ65才には必要なのかなと思った次第。