何とか読めるが書くのは無理という漢字がある。私の場合は、薔薇(ばら)、憂鬱(ゆううつ)、翻弄(ほんろう)などがそれに当たる。


街中で咲き始めたツツジは、漢字で「躑躅」と書くらしい。これは読むのも無理だな、と暫く眺めていたら、両方の漢字に「足」が付いているに気付いた。

それが不思議で調べ始めたら、「躑躅」は「てきちょく」とも読み、人が立ち止まることを意味するんだとか。美しいツツジが、それを見ようとする人の足を引き止めたことから「躑躅」の字が充てられたということか。なかなかお洒落な命名だ。

私を見るために、わざわざ足を止めたくなるほど私は美しくないから、せめて、私を見たら「こんにちは」と挨拶してもらえるよう、円満な人間関係を維持しようと思う。