舞台はリーマンショックを3年後に迎える2005年のアメリカ。ウォール街は大金が乱れ飛ぶ金融取引に盛り上がっているが、トレーダーのマイケルはサブプライムローンの破綻を予見する。しかし、彼の心配を一笑に付すウォール街を見て、大掛かりな空売りを仕掛ける。


実話を基にした2015年の映画で、クリスチャン・ベール、ライアン・コズリング、ブラッド・ピット、スティーブ・カレルが他の作品では見せない役柄を演じる。なるほど、サブプライムローンは破綻すべくして破綻したか、ということが良く分かるが、今の株式市場の盛況もバブルではないのか、という不安が頭をよぎった。

原題は「THE BIG SHORT」で、直訳すると「デカイ空売り」になるのだろうか。主人公たちは大きな利益を手にするが、リーマン・ブラザースなど倒産企業が相次いだり、年金や仕事を失う人が続出するのを見て、一同、複雑な表情を浮かべるところが印象的だった。