今日、たまたま現金で買い物してお釣りを貰ったら、令和二年の十円玉が混じっていた。ひときわ光り輝いていたから釣り銭の中では浮いていたが、これから何十年も、何百人、何千人という人の手を介して流通し続けるのだろう。
このところ、森喜朗元総理の発言が物議を醸したこともあり、老害の文字があちらこちらに踊るようになった。私も高齢者だから、そういう老害を撒き散らしているのかなと不安に思う反面、私より若いのに毎回同じことを言っている人を見掛けると、老害とは年齢だけでは計れないぞ、と言いたくもなる。
こちらは平成二年の十円玉だ。かれこれ30年もの間、流通してきたことになる。令和二年ものに比べると輝きこそ失ってはいるが、今でも十円としての価値を立派に保っている。私は社会に出て間もなく43年になるが、十円玉に負けず、ちゃんと流通できる価値を保とうと思う。

