今日、最終回を迎える。



歴史は覆らないが、出来ることなら本能寺の変など起こさず、光秀には信長と一致団結して新しい日本を創造してもらいたかったように思う。私は歴史に詳しくないが、信長が一番信頼し、期待を掛けていたのは、織田家中で最も知識人で理解力に優れた光秀だったろうし、光秀も信長の斬新な発想や大胆な行動力に心惹かれていたように思う。

 

信長は、当時の人たちからすればいつも一歩先を歩んでいた人だったのだろう。いち早く鉄砲の威力を認めて足軽に持たせ、無敵と思われた武田の騎馬軍団を足軽に撃退させているし、木造が当たり前だった水軍の船を鉄板で覆い、弓矢では歯が立たない補強をしたとも聞く。経済面では関所を取っ払って人や物の往来を自由にし、楽市楽座を設けることで自由で豊かな消費市場を創ろうとした。


今から見れば「革新的」発想だが、当時の人たちから見れば、信長は常識を平気で覆す異端児、変人、それこそ「非常識」な人物に見えたのではないか。特に守旧派と言われる既存の権益や制度を守りたい人たちにとっては極めて厄介な人物に見えたことだろう。


結局、そういう当時の人たちからすれば非常識極まる信長をそっくりそのまま受け容れられたのは、守るものが何もなかった秀吉だけで、守旧派ではないにしても歴史や伝統を重んじる常識人の光秀からすれば、信長の革新性に魅力を感じながらも、どこかで心の整理が付かなくなったのかなと思う。さて、どんな最終回になるのだろう。