大学ラグビー選手権の決勝をTV観戦した。予想が外れたのは勝敗ではなく、天理の奮戦に感動して私が泣いたことだ。まさか泣くとは思わなかった。

天理の選手はボールを持つ味方の選手を孤立させず、タックルされると見るや素早く左右を固め、連続攻撃を可能にさせた。又、ディフェンスではタックルに飛び込まなかった選手を一人も見なかったし、それにつられるようにボールを殺しに行く選手が湧いて来るように出てきた。

ラグビーでは当たり前の基本的なプレーだと言う人もいるだろうが、その当たり前を全員が80分やり通したことが凄い。早稲田も十分に鍛え上げられたチームだったが、天理の隙を見付けることが最後まで難しかったのかなと思う。

小松監督が就任した当時の天理大学ラグビー部は練習もろくにせず、部室は煙草の吸い殻や空き缶で汚れ放題だったと聞いた記憶がある。そういうラグビー部をここまで育て上げるには大変な苦労があったろうし、選手の中から一人ずつ賛同者が現れてくるのを根気強く待ったに違いない。小松監督のそんな苦労を思うと胸が熱くなり、涙がこぼれた。


しかし、次に泣くのは、同志社のゲームを観戦したときであって欲しい。