今日は父の誕生日だ。生きていたら96歳になる。

早稲田大学の角帽に憧れて受験し、晴れて入学を果たすとラグビー部に入部して練習に励んだ。しかし、太平洋大戦の激化に伴って徴兵され、学業を中断しての学徒出陣、四国で連合軍を迎え撃つ訓練をしている内に終戦を迎えたと聞いた。
早稲田に復学してラグビーを再開するも、食糧難の時代でグランドに植えた芋で空腹をしのいだと聞く。それでも卒業の年に関東大学王者となり、関西を制した関西学院大と対戦し、これに勝って日本一になっている。
卒業後は朝日新聞社に入社したが、京都で機械工具商を営んでいた祖父が亡くなり、父が呼び戻された。後を継ぐ筈だった長兄が上海で戦死していたからだ。父はその後、78歳で亡くなるまでその会社を経営した。
私は父の影響でラグビーを始め、父を真似て文章を書いたり、父の会社に入って経営者も目指したが、結局、どの面でも父を超えることができなかった。最も差を付けられたのは「人気」で、父は老若男女を問わずモテた。天国でもモテモテで母がヤキモキしていなければ良いんだけど(笑)