4年ぶりに人間ドックを受けた。埼京線板橋駅近くの病院だったので、帰りにふと思い立ち、池袋で降りてサンシャイン水族館へと向かった。
陸の上では我が物顔の人間も、水の中ではダイビングスーツやマスク、酸素ボンベの助けを借りても、水を得た魚の中のようにはなれない。
何とまあ、美しい輝き。人間はいろんなものを作り出してきたけれど、生命だけは作り出せない。謙虚にならないと。
トカゲもいた。恐竜の面影を残しているし、地球上では私たち人間より大先輩だ。私たちは新参者なんだから、地球の環境を乱してはいけないと思う。
屋外に出たところで、ボク、ここから出たいんだけど、と目で訴えているかのようなペンギンとしばらく見つめ合った。
魚もトカゲもペンギンも、水族館の中にいれば安全で、食べるものには困らない。安全や食料との交換で自由と野性を失ったか。かく言う私は自由な身だが、彼らが私を見たとき、合格点をくれるほど私は自由を謳歌しているだろうか。最後にそれが気になった。





