Fチンさんはバッグ業界に長く居られた方で、私同様、学生時代にラグビーをされていたことが分かったことから親しくお付き合いすることとなった。仕事では新しいお取引先を紹介してもらったし、個人的にはFチンさんの面倒見の良さに何度も救われている。そのFチンさんから久し振りに電話があり、お茶することになった。
話題はバッグ業界からアパレル業界、靴業界、そして眼鏡業界へと移って行ったが、外出が減って使用頻度の下がったお洒落なバッグの中にも売れているものがあるし、サングラスは全く売れなかったそうだが、自宅勤務ならコンタクトレンズより楽だとの理由から眼鏡は良く売れたらしい。そういう話をしていると、新型コロナは「売れるもの」「売れないもの」を教えようとしているのかなと思う。
その後、Fチンさんとは、これからどう生きるかという話になったが、合計90分のお喋りの後、明るい気持ちで別れられたのは、Fチンさんも「これまでの成功例は通用しない、これから成長する会社や活躍する人材はこれまでとは違う」と思っておられたからだろう。私たちは成功体験とその時の感動や自信を引きずりがちだが、それにとらわれると、氷が溶けていくようにどんどん小さくなって行くのかも。
Fチンさんも私も同じ話はしないという妙なプライドがあるから、次に会うときまでに、又、新しいネタを探しておかないと。Fチンさんの「チン」を漢字で書くなら「珍」だと皆が言うだろうが、私は日頃の感謝の気持ちを込めて、提灯の「灯」を贈呈したい。回りを明るくするのは良いですが、燃やさないようにして下さいよ(笑)
