今日は母の命日だ。21年前の今日、京都の病院で亡くなった。


いくつか忘れられない思い出があるが、亡くなる少し前、入院中の母を見舞ったときのこと、私を見た母が起き上がろうとするので、「お母ちゃん、どうした?」と声を掛けたら、「ケンジ、ご飯未だやろ。何か作るわ」と母が答えたのだ。胸が詰まって泣きそうになったが、「お母ちゃん、今日は食べてきた。お腹、いっぱいや」と言って母をベッドに寝かし付けた。

当時、40才をとうに超えていた私だが、母にとってはお腹を空かせて帰ってくる食いしん坊の息子だったのだろう。合掌。