青山通りのスパイラルビルに入ったら、「女子美術大学 工芸専攻 卒業・修了制作展」が催されていた。たまたま、丸紅で同僚だった女性が女子美の卒業生だったので、勝手に親しみを覚えて厚かましくも足を踏み入れ、展示されていた作品を順番に見て回った。
美しい作品、面白い作品、見入ってしまう作品、角度を変えて見たいと思わせる作品、とさまざまな作品があったが、いずれも私には作れないもの、思いも付かないものばかりで、学生さんたちのセンスや才能を羨ましく思った。
一番気に入った作品は、長島さんという学生さんが制作された陶器で、可愛らしい花の絵などの描かれたお茶碗やお皿が円を描くように並べられていた。作品の説明に「24節気の花々」とあったので、一年を24節に分けたときの花々を24セットの陶器にそれぞれあしらわれたのだろう。
あっという間に1月が終わってしまったし、2月も半ばに差し掛かろうとしている。それを改めて思い出すとは、何と時間に追われた生活をしているのだろう。そう思うと、各々の季節を思い出させてくれる器は素朴だが贅沢だと思う。

