1月26日の日曜日、日本モーツァルト愛好会主催のオペラコンサート、「コジ・ファン・トゥッテ」を聴きに行った。全2幕、字幕付き、邦訳すると「女はみんなこうしたもの」になるらしい。初演は1790年1月26日というから、ちょうど230年前のことになる。
ストーリーはこうだ。
友人同士の青年士官2人が貴族令嬢の姉妹とそれぞれ婚約している。そこに老哲学者が現れ、「女には貞節など存在しない」と2人を挑発する。激怒した青年士官2人は「女性の貞節」を巡る賭けを老哲学者と始めてしまい、老哲学者から言われた通りに変装すると、それぞれ相手を変えて姉妹にアプローチする。内心、貞節を守ってくれと祈りながらも熱心に口説き始める青年士官たち、そして、頑なにアプローチを拒否しながらも次第に心を開き始める姉妹たち・・。
ストーリーはそういう庶民的で分かりやすく、平たく言うとベタなコメディのようにも思えたのだが、音楽そのものは大変素晴らしく、歌手の皆さんの歌声にはそれぞれ個性があって楽しめたし、ピアニストの朴令鈴さんが多くの曲をさまざまな趣で弾き続けられたことには感心した。
一緒にいた同級生のA山さんは「ストーリーと音楽のギャップこそがコジ・ファン・トゥッテの魅力なんとちゃう?」と言っていたが、なるほど、その通りかも。オペラとしては評価が分かれるそうだが、230年もの間、受け継がれて来ただけのことはあると私は思う。
