新年早々、予期せぬ事件や出来事が相次ぎ、2020年は騒がしい幕開けとなった。最も驚いたのは米軍によるイラン革命防衛隊ソレイマニ司令官の殺害と、不幸にもその後に起こってしまったウクライナ機の撃墜事件だ。映画や小説ではなく現実の世界に起こったことで、多くの生命が奪われてしまったのだから、何を言っても言葉が軽く感じられてしまう。
そのイランだが、経済制裁を受けて原油輸出が滞り、国民生活が相当苦しくなっているのだとか。ソレイマニ司令官の葬儀に多くの人が詰め掛ける映像がニュースで流れたが、生活悪化を訴える反政府デモにも多くの人が参加しているというから、こちらも平和な東京からコメントするのは失礼だという気持ちになる。
ロンドン出張から帰国した同僚は、空港から市内に向かう電車の中でスリに遭ったのだとか。聞けば、扉近くに立っていたことろ二人連れのご婦人が乗って来られ、その後、もう一人のご婦人が乗りたそうだったので、その方のために三人でスペースを空けたのだとか。それに対してきちんとお礼も言われたし、警戒モードにはならなかったそうだが、気付いたら「前に抱えていたバックパック」のファスナーが開けられており、皮表紙の手帳が盗まれていたとのこと。今から思うと三人の女性はグルで、この三人に囲まれ、二人が同僚の気を反らし、一人がその隙に盗んだのだろうとのこと。
こういう話を聞いても、やはり日本は安全で、性善説で生きていける国なのかなと思う。それだから日本人は狙われるんだと言われそうだが、狙われるのは狙う側よりずっと幸せだからだろう。私も平和呆けでいきなり用心深くはなれないが、少なくとも今の境遇に感謝しようと思う。
