「最初に平尾君と電話で話しました。20分程の会話でしたが、驚いたことに、メモした単語をつなぐとそのまま原稿になりました。彼は私の質問の意図や、どうまとめたいかという私の方針まで理解し、私の質問に答えてくれていたんです。」
「次に林君と電話で話しました。」
ここで何人かの方が笑われたから、話の展開を読める程、林君と親しい方が居られたということだろう。
「同じ質問をしたはずですが、話題は低迷を始めた同志社ラグビーのことに変わり、彼が『あんなディフェンスで早慶明に勝てると思いますか?』みたいなことを言うので、『ホンマや、その通りや、良う言うた』と私も答えて盛り上がり、気付いたら私は電話口で泣いてました(笑)」
多くの方が笑われたから、私と同じような経験をされた方がたくさん居られたに違いない。
「それで、『林、今日は君と話せて良かった、ありがとう!』と電話を切って私のメモを見たら何も書いてない(笑) 何を話していたかも覚えてない(笑) 彼は『壊し屋』ですが、私の編集スケジュールまで壊したんです(笑)」
作り話ではないので、話し方にも熱がこもる。
「林君はそういう熱い男やから、ここにいる人たちには責任があると思います。今回の受賞で彼の活躍の場が広がります。しかし、時には、あのう、子供が熱を出した時おでこに貼る冷えピタってありますよね、そういう役割や通訳が必要になると思います。松永さん(慶應義塾OB、林君が会長を務めるNPOヒーローズの副会長)、頼りにしてます(笑)」
皆さん、良く笑い、大きな拍手も下さったが、これも林君への信頼や好意が私に回って来たということだろう。これからも、できる範囲で林君を応援しようと思う。林君、おめでとう。それから、ありがとう。