少し前の話になるが、同志社対慶應義塾のラグビー定期戦が6日(日)に行われた。102回目の定期戦だ。ラグビーワールドカップの影響でグランドが取れず、慶應義塾の日吉グランドで行うという質素なものだったが、アフターファンクションで慶應義塾のOB会長がおっしゃった「元々の定期戦に戻ったのだと考えています」という言葉が印象に残った。その通りだ。


大学ラグビーは定期戦を通して発展し、受け継がれて来た。私の父の時代には、関東校同士の定期戦、関西校同士の定期戦を制した東西の代表校が対戦し、大学日本一を決めていたと聞いた。実際、父は卒業の年、早稲田で関東を制し、関西の代表校となった関西学院大と対戦、これに勝って全国制覇したことを終生誇りにしていた。

そういう歴史が大学ラグビーにはあるし、試合終了がノーサイドと表現されるのは、「今日も痛みや苦しさに耐えながら良く頑張った。だいたい、ゴールまで前進しなくてはならないのに、ボールより前でプレーするなって不条理だよね。お互い、厄介なスポーツにはまってしまったもんだが、これも社会勉強だ。これからも宜しく!」という仲間意識や尊敬の念が自然に湧いてくるからだろう。

スポーツだから勝たねばならないが、ラグビーには是非、そういう人間教育面での素晴らしさを残して欲しいと思う(と私のような教育の行き届かなかった者が言っても説得力に欠けるか・笑)。