ジャパンがノートライで負けた。前半はスコットランド戦同様に7割以上ボールを支配していたようだが、ゴールまでたどり着けなかった。それ位、南アのディフェンスは早くて厚く、まるでジャパンから学んだような二人掛かりのタックルや、一直線で前に出て距離を詰めるラインディフェンスを見せ付けられた。
南アのヘッドコーチが「ジャパンの弱点を研究している」と言っていたが、1対1になる局面を作ろうと試みたり、スクラムハーフからのパントで全員が前に出て圧力を掛けたりと、攻撃面でも対策を練り、徹底していたように思う。又、南アのモールは軸がずれない強力なもので、残念ながらジャパンには成す術がなかった。
テレビ中継で見ていたから、ハーフタイムには両チームのロッカールームの様子が放映され、それを見ることができた。全員が立って話をしているジャパンに対し、南アは選手がだらりと座り込んでいるように見えたから、「後半はジャパンが行くかも」と期待したのだが、後半も南アは強かった。
例えがマニュアル車になって恐縮だが、ボールを持って密集を駆け抜ける南アの選手とそれにすり寄るフォローの選手やラックに低い姿勢で入って来る選手を見て思い出したのは40年前に兄が乗っていたスプリンター1600のシフトレバーだった。南アの選手には5速があった。ジャパンにも5速のある福岡選手や松島選手がいるが、選手層の厚さで南アはジャパンを上回ったのかなと思う。ジャパンの選手、スタッフの皆さん、ありがとうございました。ゆっくり身体を休めて下さい。
