幸運なことに、勤務先の会長に誘われ、生で観戦することができた。4万5千人の観客が入ったスタジアムはものすごい熱気に溢れ、ジャパンの選手達にとっては最高の「ホームグラウンド」になったと思う。


最初にロシアに奪われたトライはジャパンの弱点と言われるパント処理のミスが原因で、その後はロシアがパントを上げる度にヒヤヒヤすることとなったが、ロシアのパントは今一つ精度に欠け、ジャパンは救われたように思う。

ロシアのライン攻撃も基本的には順目、順目で来るディフェンスの的を絞りやすいもので、大きくて速いロシアの選手を止めるのは痛くて重く、大変だったと思うが、この点でもジャパンは救われたように思う。

一方、セットプレーのスクラムは互角だったように思うが、ラインアウトは明らかにジャパンの方が練習を積んでおり、安心して見ていられた。このセットプレーの安定から、ジャパンは練習通りの展開とゲームの組み立てを考えられたように思う。

誤算はSO田村のキックにいつもの冴えがなかったことか。ディフェンスは敵の選手から逃げることなくガチで行くしかないが、アタックは味方の選手を余らせるなり、すれ違いざまにパスするなりして、敵の選手との接触を少なくすることができる。体格に劣るジャパンには大切な工夫だろう。そういう意味で、キックもその一つの手段だから、選手の前に出る勢いを削ぐようなキックはブレーキになる。田村選手のことだから、次のゲームでは修正してくることと思う。