根室訪問は北方四島を見るためかと訊ねられたが、実は違う。根室駅前にあるジャズ喫茶「サテンドール」の新しいマスターとママさんを訪ねるのが目的だった。
サテンドールは谷内田(やちだ)一哉さんが1978年に開店されたジャズ喫茶で、長らく日本最東端のジャズ喫茶としてジャズ文化の発信に努めてこられたとのこと。しかし、高齢を理由に引退を決意されたことから、同店の存続を望む根室市が後継者の発掘に乗り出したらしい。
後継者の募集には20名を超える応募があったとのことだが、その中から選ばれたのが写真の棚網 宏さん、享子さんご夫妻で、マスターの隣でニコニコ微笑んで居られる享子夫人と私は、実は丸紅時代一緒に働いていた同僚なのだ。そんなことから近況を訊ねるべく、根室まで足を伸ばした次第。
ご夫妻に連れて行って頂いた居酒屋で、応募に至った経緯や根室での新しい生活などいろんなお話を伺ったが、これまでの経験や人脈が生きるとは思えない転身なだけに、お二人の勇気と情熱に頭の下がる思いがした。翌日はお店に伺ったが、明るく接客されているご夫妻には、郷に入れば郷に従えという柔軟性、そして、住めば都という楽観性をお持ちなのだろうと思った。見習います!
