その夜は厚かましくもH谷さんのお宅に泊めて頂き、翌朝はH谷さんがチャチャッと作られたハム、チーズ、卵のトーストサンドを頂いた。隠し味がマスタードというお洒落な一品で、感激のあまり写真を取り忘れた。すみません!

しばし休憩の後、H谷さんの運転で支笏湖へと案内頂いた。樽前山という火山の噴火で出来たカルデラ湖で、周りを囲む樽前山も恵庭岳も今も噴煙を出している。その影響で、支笏湖は極寒の地にありながら不凍湖とのこと。恐るべし、自然の力。


湖面が静かで、空や山々を鏡のように映し出し、実に幻想的な眺めだった。


正面中央の台形に見える山が樽前山で、台形の真ん中から煙が出ている。写真にはないが、支笏湖を囲む恵庭岳はアイヌ語で頭の尖った山を意味するエ・エン・イワという言葉から名付けられたらしい。又、風不死岳という名前は同じくアイヌ語のフプ・ウシという、トド松の多い山なる言葉から来ているのだとか。やはり、この地もアイヌの人たちが生活を営んでいたのだ。


次にH谷さんが案内下さったのは大倉山ジャンプ競技場だ。札幌オリンピックの会場となった場所で、テレビでは何度か見ているが、目の前にその姿を見ると、あまりにも急な坂であることに驚いた。


更にリフトを利用してスタートラインまで上がったのだが、そこから見える光景は断崖絶壁に近く、思わず口から出た言葉は「俺、高梨沙羅さんを心から尊敬する」だった。1億円もらっても私はやりません。

(続く)