道路標識そんな思いを抱いたまま根室に一泊し、翌朝は雨ではあったが傘をさし、いつも通り朝のウォーキングに出掛けた。途中、道案内のボードがあったので、何気なくそれを覗いて驚いた。ロシア語の表示があったからだ。更に行くと、道路標識にもロシア語が使われていた。その理由を訊ねたら、ロシア漁船がウニ漁のあと根室港に立ち寄り、そのついでに買い物をして帰るとのこと。タクシーの運転手さんに聞いたら、「人懐っこくて明るい人が多いですよ。良いお客さんです」とのこと。そんな話を聞くと、領土問題は棚上げとし、50年後に議論を再開する前提で先ずは往来を増やし、文化交流や共生を図るという試行錯誤はどうか。白黒はっきりつけようとすれば戦争になるし、それで被害を受けるのは家族を守ろうとする双方の善人だ。白黒ではなく、濃淡のあるグレーで治めるのが大人の道では。