高校時代に運動部仲間で始めた忘年会がある。身体は頑強だが、頭の中は空っぽという謙遜から「ピーマン会」と命名され、それが50年近く続いている。

(去年のピーマン会)

そのピーマン会の仲間から昨日メールが入った。メンバーの一人が奥さんを亡くしたというのだ。みんな還暦を超えているし、ご両親が亡くなったなら、まだ順番だからという慰めがあるが、共に生きてきた奥さんが60そこそこで亡くなったと聞くと、どう受け止めれば良いのか分からない。しばし呆然としてしまった。

今朝になり、ともかくお通夜に行こうと決め、新幹線で京都まで行ってきた。奥さんを亡くした親友に「大丈夫か?」と声を掛け、棺の中で眠る奥さんに手を合わせたが、どう気持ちを整理して良いのか分からない。読経が始まり、焼香を済ませ、お坊様が「定命」という生まれるときに約束してきた各々の寿命について話されたのを聞いてもスッキリしない。

そんなまま、東京に戻る新幹線に飛び乗ったが、いずれ私にもそういう時が来るのだと気付いたら、急に気持ちが楽になった。正に遅かれ早かれ私にも定命の時が来る。これは特別なことではなく、みんなにやって来るものなのだ。だから大事なことは、生きているという実感を思う存分味わっておけということだろう。