咲き始めた桜に目を奪われがちだが、ふと足下を見ると、草むらの中に青白く咲く花がある。「花韮(ハナニラ)」だ。花言葉は「悲しい別れ」、青白い花がもの悲しく見えることが理由のようだが、確かに無言で悲しみに耐えているようにも見える。

悲しい別れと言われると、亡くなった両親やラグビー仲間を思い出すが、別れが悲しかったのは、それだけ共に過ごした時間が濃厚で、かけがえのないものだったからだろう。そう考えると、悲しい別れがあるということは、素晴らしい出会いに恵まれたということだ。花韮を見付けたら、そう思い、感謝するようにしよう。