何故かウケる私の自己紹介。
「同志社大学でラグビーをしていて、そのご縁で丸紅に『裏口入社』したんです。」
大抵の方はそこで笑われ、心優しい方は「ご謙遜を」と言って下さるが、その年、同志社から丸紅に入社できたのは私一人だったから、一部の学生の間では「(我々より成績の悪い)ラグビー部員『なのに』入社できた奴がいるぞ」と評判になったらしい。
しかし、実態はこうだ。当時、丸紅の人事にはK田さんという国立大ラグビー部のOBが居られ、ラグビー選手には特別な配慮、いわゆるゲタを履かせて下さっていた。だから、正しくは「私はラグビー部員『だから』入社できた」のだ。
そのK田さんが一昨年の夏に亡くなられた。それを喪中葉書で知った年末に慌てて奥様を訪ねたが、避暑に訪れて居られた別荘で夕食を済ませ、「梨を剥いてくれる?」と奥様に頼まれた直後にスーッと逝かれたらしい。奥様も何が起こったのか分からなかったとおっしゃっていたが、いつも飄々とされていたK田さんらしいなと思ったものだ。
昨日はラグビー仲間二人と共に再び奥様を訪ねた。嫁がれたお嬢様が二人居られるが、前回お邪魔した時も、今回も、奥様はお嬢様を呼んで居られた。むさ苦しいオジサン三人を一人で迎えるのは大変だからかなと思ったが、その後、奥様から「娘が父親の話を聞けて良かったと申しております」というメールを頂いた。なるほど、そういうことか。K田さんの知らなかった一面を私たちの話から知って、お嬢様も嬉しく誇らしい気持ちになられたことだろう。が、しかし、私の場合は、弔問に来ても良い人を指名しておかないといけないかな、と思ったりもして・・(笑)
