今朝も6時過ぎに家を出て歩き始めたのだが、50m程歩いたところで自転車に乗ったお巡りさんに呼び止められた。
「ちょっといいですか?」
「は、はい」
「○△□人を探しています」
「はい?」
「○△□人を探しています」
「えっ?」
どうしても「○△□」が聞き取れない。「人(にん)」は聞こえるから、ひょっとして「売人(ばいにん)」を探していて、私が麻薬か何かの売人と間違えられたのかと思い、ちょっと焦った。
「今、売人とおっしゃいましたか?」と思いきって尋ねたら、お巡りさんは笑いながら、「違います、迷い人(まよいにん)です」と笑いながら答えて下さった。どうやら赤い服を着た女性を探しておられるらしい。
家を出てから未だ50mも歩いていません、という説明で解放されたが、その後、40分歩く間、ずっと気になってキョロキョロしてしまった。認知症の方が家を出たまま帰って来れなくなったのだろうか、ひょっとして薄着のまま出掛けてしまったのだろうか、今どこにおられるのだろう・・・。
以前なら認知症や徘徊など自分とは無縁の世界のことと済ませられたが、まさかの脊柱管狭窄症と診断されてから、根拠のない自信や判断を戒めるようになった。明日は我が身かも知れないのだから、他人事で済ませるのは止めよう。又、万一に備え、いつもきちんとした服装を心掛け、私を探してくれるお巡りさんに「パッと見は身だしなみの良い上品な紳士です」と言ってもらえるようにしよう。そうなると上品にならないといけないから、まだまだ認知症にはなれないな(笑)
