関東同志社スポーツユニオンの総会があった。毎年、ゲストスピーカーが招かれ、普通ではなかなか聞けない話を披露頂く。それを聞くのが楽しみな総会だが、今年は元日本代表のラグビー選手二人が招かれた。一人は同志社OBの望月優太君、そしてもう一人は日本代表主将も務められた慶應義塾OBの廣瀬俊朗さんだ。二人は同い年で東芝ブレイブルーパスではチームメイトだ。


ビックリした話、笑いに引き込まれた話、なるほどと納得した話、と印象に残った話がいくつもあるが、どこまで書いて良いのか分からないから、私が深く頷いた話を一つずつ書いておこうと思う。
【望月君】
私はお喋りが大好きですが(笑)、ラグビー選手にとっては大事な能力だと思っています。ラグビーはゴールまでボールを持ち込まないといけないのに前にいる選手にパスできないという不条理なスポーツですから、15人が同じことを考えていないと、とてもとても前進などできません。こういう局面ならこうする筈だ、こういう状況ならこう攻めるべきだ、みたいな理解と認識を共有していないと戦えない。しかし、そこまでなるには共にプレーし、戦法や考え方について話合いを重ねる必要があるんです。すなわち、コミュニケーション能力が高くないとラグビー選手は務まりません。
【廣瀬さん】
私は学生時代も主将を務め、ジャパンでも主将を務めましたが、主将になって分かったことは、本心を明かせる相談相手がいないということでした。例えば、監督さんや部長さんとは立場が違うから視点が異なる。チームには主将を支える副将がいますが、悩みや弱音を吐こうものなら、こんな弱気の主将で大丈夫かなと不安になるんじゃないかと気になってしまう。要するに本音で語れる相談相手がいないものなんです。しかし、間違いなく良い主将に恵まれたチームは強くなるので、良い主将を育てないといけないんです。そういう仕事に従事し、私の経験を生かせることができればと望んでいます。