男声讚美歌研究会でご指導頂いている渡辺先生から「女声合唱かまくらの風」コンサートのチケットを頂いた。台風24号の接近で天気が悪いにも拘わらず、会場の鎌倉芸術館には大勢の人が詰めかけておられた。


11回目の定期演奏会とのことだが、今回のテーマはモーツァルトのようで、第1部では「レクイエム」が歌われた。歌詞の邦訳を見ると、死者のためのミサ曲とあり、神を称え敬い、永遠の安息や救いを求める人々の言葉が続く。女声だけの澄んだ合唱がとても合っていたように思う。

第2部は青山広志さんという方が翻案された「魔笛」の「童子の三重唱」から始まったが、メンバーの方々が音楽に合わせて見事なダンスやステップをステージ狭しと披露され、観客席から大きな拍手が湧いた。女声合唱ならではのサプライズ企画だったと思う。

次にピアニストとして招かれた白石光隆さんが「ああ、お母さん、あなたに申しましょう」を独奏された。これは「きらきら星」による12の変奏曲で、正に変幻自在の難曲だったように思うが、これを軽やかに滑らかに演奏される姿に感動した。

最後は鈴木輝昭さんという方が編曲された女声合唱とピアノのための「モーツァルトの百面相」が歌われたが、「フィガロの結婚」や「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」、「ジュピター」などモーツァルトの作品から聴き慣れたフレーズが次々に出てきてモーツァルトの人生を語るという興味深い作品だった。次は何が出てくるのだろうという、聴いていて実に楽しい
曲だった。

合唱も企画も素晴らしいコンサートだったと思う。