駅まで向かう途中、雨に濡れる槿(むくげ)を見付けた。暑い夏に耐え、久しぶりにシャワーを浴びてリフレッシュ、という風情だったが、花言葉を調べたら「信念」という予想より固いものが出てきた。


それが意外で更に調べると、十字軍がシリアから槿を持ち帰ったことに由来すると書いてあった。ヨーロッパの人々からすれば、「信念」という花言葉で兵士たちに報いようとしたのだろう。

又、韓国では槿が国花であるとも書かれていた。韓国の軍隊や警察では階級章に意匠化された槿が使われるらしいし、ホテルの格付けにも星の代わりに使われることがあるとのこと。こちらも「信念」という花言葉が似合いそうだ。

動物言葉や魚言葉、昆虫言葉というのは聞いたことがないが、花に言葉があるのは動物のように話せず、魚や昆虫のように移動もできない花だから、その思いを推し測って貰えるということか。その点、私たちには言葉があるのだから、自分の考えや思いはきちんと言葉にし、又、相手の言葉には真摯に耳を傾けないといけないと思う。これからは、花を見る度にそれを思い出そうと思う。