前半の前半は殆ど同志社陣内での戦いとなり、慶應義塾が何度かゴール前に迫るが、同志社の好ディフェンスに阻まれたり、ノックオンやスローフォワードのミスが出てゴールをなかなか割れない。一方の同志社も数少ないマイボールスクラムやラインアウトから突破を試みるが、慶應義塾の低いタックルと早い集散に勢いを削がれ、タイミング良く2次攻撃、2次攻撃ができない。



そんなせめぎ合いが続く中、観客席がドッと沸いたのは前半29分、慶應義塾陣10m付近の慶應義塾ボールのスクラムを同志社が力強く押し込み、同志社にボールが出たときだ。昨シーズン、スクラムで苦戦した同志社を見ているだけに同志社ファンからは「おおっ!」という歓声が、慶應義塾ファンからは「ええっ?」という驚きの声が上がったように思う。

 

その後、32分にも慶應義塾ボールのスクラムで同志社が再びボールを奪っているが、いずれもノックオンのミスが出てトライチャンスにはつながっていない。「うちのSHもマイボールになるとは予想もしてへんかったんとちゃう?」という軽口が出たが、FWの健闘を考えると本当に惜しいミスだったように思う。

 

前半終了間際の39分、同志社のモール攻撃から出たボールを④→⑨→⑩と右オープンに展開し、⑬キャプテンの山口がトライ、ゴールも決まって7-0で前半を終えた。同志社がモールを押し込むという動きがあると、慶應義塾のディフェンスラインも下がる中で僅かに隙ができる。その隙を突くという同志社BKのスピードとセンスが目立ったように思う。