昨夜は合唱団の練習に参加した。練習が終わり、お茶の時間になると、早速、アメフトに関する質問を受けた。私の見方は間違っているかも知れません、と前置きした上で、次の通り話した。

①指導者からの指示はあったか?

あったと思います。そもそも、試合に出たいと思う選手は「好プレー」を見せたいと思うものです。私はそうでした。良いところを見せようと頑張りました。例えば、あなたが監督だとすると、ミスが多い選手をレギュラー選手には選びませんよね? 同じように、ラフプレーを犯す選手や、退場処分を課されるような重い反則を取られる選手もレギュラー選手には選びませんよね? そういう選手が戦力ダウンやピンチを招くんですから。そう考えると、あの日大の選手に「好プレーは見せなくて良い。相手の選手を負傷させることがお前の使命だ」と誰かが言わないと、選手自らが思い付いて出来るようなプレーではないと思うんです。

②ボルさんが日大の監督ならどうしたか?

私は監督の器ではないので想像できません。ただ、私の恩師、O先生ならどうされただろうかと想像しました。学生思いの優しい方でしたので、多分、「自分の指示がまずかった。彼に指示を誤解させ、暴走させてしまった自分に全責任がある。」と直ぐに名乗りを上げ、行動を開始し、負傷した選手だけではなく、負傷させた選手の未来も出来るだけ守ろうとされたのではないかと思います。それが大人のあるべき姿だ、というような哲学をお持ちだったように思います。

③運動部は勝利至上主義で良いのか?

良いと思います。勝ちたいから苦しい練習にも耐えられるし、いろいろ知恵をしぼったり工夫もするのだと思います。ただ、連戦連勝などあり得ない話で、運動部の優れたところは「どんなに頑張っても勝てないことがある」という不条理を学生に教えられることではないかと思います。私も高校までは学業も運動もほとんど負け知らずで来れたのですが、大学のラグビー部で負けを知り、挫折を味わい、思い通りにならないことがあるのだと学びました。しかし、再挑戦すれば良いのだと教えられましたから、この教育が社会人になってから生きたと思っています。

(東大ラグビー部の学生も勉学では負け知らず。しかし、ラグビーで負けを知るから、魅力的な青年に育つのだと思います。いつもグランドに侵入し、すみません!)