「懐(ふところ)」とは、「衣服を着たときの胸のあたりの内側の部分」や「前に出した両腕と胸とで囲まれる空間」をいうようだが、「外界から隔てられた安心できる場所」という意味もあるようだ。

 

きれいに咲いた桜の花を見ながら歩いていたら、太い幹に大きな穴が開いてしまった桜の木が目に入った。

 

 

その穴の中に、ゆらゆら揺れるものがあるように見えたので、気になって近付き、中を覗き込んだ。

 

 

まさに、外界から隔てられた安心できる場所で、春風を楽しんでいるように見える桜の花だった。