昨年5月に初めてその演奏を聴いた「東京バーバーズ」・・いい歳のオジサンたちがアカペラで見事な合唱を披露され、しかも曲に合わせて跳んだり跳ねたり踊ったりされるからビックリしてしまった。元々は禁酒令が発令されたアメリカで、Bar(酒場)がダメならBarber(床屋)に行って歌でも歌おうという洒落から始まり、バーバーショップと呼ばれるアカペラの合唱スタイルが誕生したとも聞くが、これが日本にも伝わり、東京バーバーズは1992年に結成されている。
その東京バーバーズが同じくバーバーショップを楽しんでいる若手グループのロッカーズ、東北大学で生まれた四人組のヴォーカル・トンペクトラム、東北大学の現役大学生も加わるピオニエールと共にコンサートを催された。
素晴らしい演奏ばかりで感心したが、圧巻はヴォーカル・トンペクトラムの「わが心のジョージア」だったように思う。透明感のある歌声がアカペラだけにストレートに心に響き、あまりの感動に溜め息が出た。
東京バーバーズの演奏の中では、意外な気もしたが、「イエス、君はいとうるわし(Beautiful Savior)」という動きの少ない、どちらかというと静かに語り聞かせるような歌がすごく良かったように思う。アカペラは実力をごまかせないスタイルだと思うので、やはり、きちんと基礎ができているのだと思う。
50代でも60代でも70代でも、音楽は現役で楽しむことができる。これはラグビーにはない特典だから、大切にしようと思う。
