長いタイトルの本だが、その通りのニッポン企業だと良く分かった。


取引先でもあり、ラグビー仲間でもあるS田さんから送られてきた本だ。「ビィ・フォアード」という会社のお話で、日本の中古車をアフリカ向けに輸出することで飛躍的な成長を遂げられたニッポン企業だ。同社のサイトがアフリカで大人気だったことから、実際、グーグルは驚き、わざわざ副社長が会いに来たらしい。

日本の車は元々品質が良い上に、車検もあれば一年点検もあって中古車と言えども手厚くケアされている。しかも、日本の道路事情は非常に良いから車が傷まない。だから、日本の中では価値が下がる一方の中古車も、例えばアフリカに持っていけば大変価値のある商品になる。なるほど!

日本では需要がなく、解体される運命の車でもアフリカでは売り物にできたというくだりでは思わず快哉を叫んだが、成功するまでには大変なご苦労があったようだ。それを、社長の山川さんは一つひとつ片付け、乗り越え、前進してこられた。その決意とも信念とも言えるものを「ビィ・フォアード」という社名に込められたようだが、こんなことを最後に書いておられた。

「私は明治大学ラグビー部を長く指揮された北島忠治監督の大ファンです。彼が生涯いい続けた『前へ』という言葉をお借りして、ビィ・フォアードという社名をつけた。」

北島忠さんが聞かれたら、目を細めて喜ばれたことだろう。