相撲界の事件の影響か、体育会や運動部が閉鎖的だと言われることが増えたように思うが、これには反論がある。
例えば、日産自動車やSUBARU、神戸製鋼所など日本を代表する名門大手企業の不祥事が相次ぐが、長い間、不正が表面化しなかったのは、組織の中に閉鎖的なところがあったからだろう。同じ組織で苦労や喜びを共にしていれば仲間意識が芽生えるし、組織への思い入れも深くなる。その結果、仲間や組織の為だと言われたら、自分の考えや感情を抑え込むこともあると思う。だから、どんな組織にも閉鎖的になる傾向がある訳で、決して体育会や運動部に限った話ではない。
それから、時に社会のルールや常識、法律に逆らってまで仲間や組織の方を優先してしまうのは、多分、組織の中で過ごす内に、あたかも永遠にその中にいるような錯覚をしてしまうからではないか。日本には終身雇用制度が定着していたから、特にその傾向が強かったように思う。その点、運動部で過ごす期間は高校で3年、大学でも4年でトコロテンのように追い出される。その後は自由の身になって、何でも話せるのだから、運動部の方がよほど開放的だと思う。以上、体育会や運動部を代表して反論させて頂きました(笑)
たとえ終身雇用でも定年退職の日は訪れ、その後は一人の社会人に戻るのだから、会社も一つのパイプのようなものだ。入ってもいずれは出ていくのだから、そこにいる間に自分を変化、成長させ、より魅力的な人間になって出ていく・・そういう心構えでいた方が良いように思う。
