相撲界での事件が、お取引先と商談していると話題になる。たまたま、私が体育会ラグビー部の出身で、体育会には体罰があってもおかしくないというイメージがあるのか、体罰に対する意見を求められることが多い。
私自身は先輩から体罰を受けたことなど一度もないし、そういう場面を見たり聞いたりしたこともない。だから、私に体罰を加えたことがあるのは亡くなった母だけだ。しかし、そんな母も頭は大切な場所だから、と決して叩かなかったし、かと言ってお尻は鈍感で効き目がないから、と祖父の写真の前に正座させられると、太ももの内側を平手で強く叩かれた。その体罰もあって今の私があるのだから、愛のムチは相手によっては必要かつ有効だと思っている。
ただ、小学校3年生になった頃か、母から「もう口で注意したら言うこと聞くな? それとも、まだ叩かれな分からへんか?」と尋ねられ、「言われたら分かる」と返事して以降、ピタッと体罰がなくなったから、たとえ愛のムチのつもりでも、言葉が通じる相手で説明もできるなら、それは限りなく暴力に近いように思う。
もう一つ、良く受ける質問に、体育会とか運動部というのはそもそも閉鎖的なんじゃないの、というのがある。これには反論がある。
(続く)
