「帰れ、ソレントへ」というカンツォーネで独唱された方にも大きな拍手が送られた。司会のSさんが上手いことおっしゃっていたが、「フェルマータがたくさん出てきて大変だったと思います」という曲だったので、歌に込められた感情や思いを表現するには相当の肺活量と体力が必要だったと思う。お見事!

 

第一部の途中で、ピアニストのMさんと、Mさんの専属フメクリストであるご主人が紹介された。このお二人はコーロ・カステロにとって欠くことのできない方々なのだろうが、私もお二人を見るとホッとする。コーロ・カステロの長所も短所も知り尽くしたお二人の使命感のようなものを感じるからか。私が言うのも変ですが、これからもコーロ・カステロを宜しくお願いします(笑)

 

第2部は、66年前に当時成城中学の生徒だった小澤征爾さんが中心になって作られた合唱団「城の音」のステージだった。メンバーの4割の方が80代になられたとのことで、「生きた化石合唱団です」と自ら紹介され、笑いを取っておられたが、皆さん大変お元気で、きれいな四部合唱で4曲を歌われた。

 

「The Lord bless you and keep you」は「主があなたを祝福し守られますように」という歌のようだが、最後のアーメンコーラスがとても美しかった。その次に歌われた「赤とんぼ」も美しい合唱で、秋の澄んだ空気に相応しい歌声だったように思う。今年も小澤征爾さんがひょっこり顔を出され、皆さんと一緒に歌われるのかなと期待していたが、ハワイにおられるとのことで、お電話だけあったらしい。小澤征爾さんが歌われるところなど先ず見られないから、ちょっと残念。

 

(続く)