同志社交響楽団の関東在住OBOGが結成された同志社東京アンサンブルの第17回定期演奏会が催された。チェロを弾いておられるTさんと校友会活動で一緒になり、「私をバイオリンのメンバーに加えて貰えません?」、「ボルさん、ラグビー部のOBでしょ? 本当に弾けるんですか?」という会話から親しくなり、チケットを頂いた。
メンデルスゾーンのバイオリン協奏曲を演奏された大西 梓さんはまだお若いし、身体付きも華奢のように見えたのだが、いざ演奏が始まると実に堂々とされていて弾きっぷりが良く、さまざまな感情やほとばしるエネルギーが感じられる素晴らしい演奏だった。アンコール曲も情感がこもり、胸がキュンとする演奏だったが、どうやら私が大好きなアルゼンチンの作曲家、ピアソラの曲だったようだ。観客席から大きな拍手が湧いた。
ベートーベンの交響曲第6番「田園」は第5番「運命」と同じ時期に作曲され、テーマは全く異なるものの、音楽的には類似性が見られるとのこと。初めて知った。「田園」は何度か聴いたことがあるが、私は何と言っても第4楽章の「雷雨・嵐」と第5楽章「嵐のあとの喜ばしい感謝に満ちた気分」が好きだ。目を閉じて聴くとそれぞれの情景が目に浮かぶようだが、実際の情景にそんな音は無いのだから、音楽には本当に不思議な力があるものだ。
ラグビー部にもOBチームがあるが、30代も半ばを過ぎると体力や回復力の衰えが隠せなくなり、見る人を感動させるようなプレーはできなくなる。その点、音楽はもっと長く現役でいることができる。簡単ではないだろうが、バイオリンの腕を上げ、いつか同志社東京アンサンブルで弾いてみたいと思う。チェロのTさん、首は長くしなくて良いから待っててね!(笑)
