火曜日は素人合唱団「うたおうかい」の練習日だ。現在、私は2番目に若い会員だが、私より年長の皆さんがとにかくお元気で頭も冴えておられる。

 

 

今夜は山田耕筰作曲、北原白秋作詞の「待ちぼうけ」を練習したのだが、両隣に座っておられた元大学教授のY先生と元NHK解説委員のNさんがこの歌にまつわるエピソードを教えて下さった。

 

 

まず、歌に入る前の前奏「ドーレミソミレドレミミレレドー」は当時中国大連に住んでいた山田耕筰がチャルメラを売る屋台から聞こえてくるメロディを取り入れたのだとか。確かに似ている(笑)

 

 

次に、1番の歌詞に「あるひ せっせこ のらかせぎ」と出て来るが、「せっせこ」と「せっせと」のどちらが正しいのか、二つの説が真っ向から対立しているとのこと。私自身は「せっせと」と歌ってきたように思うが、北原白秋に確認したいところだ。


最後に、この待ちぼうけの歌詞は韓非子に出てくる「守株待兎」という逸話から生れたとのこと。


駆けて来た兎が畑にあった切り株に頭をぶつけて死んでしまう。それを農夫が持ち帰って食べるのだか、畑仕事より楽な収穫でしかも美味しい。味をしめた農夫は次の日も次の日も切り株で兎を待つ。しかし、そんな兎がいつもいるわけがなく、やがて畑が荒廃してしまう。


そんな教訓が込められていたとは露知らず、気楽に歌っていた自分が恥ずかしい。しかし、果たして私は後進の人たちにこういう話ができるようになるのだろうか。そちらの方がもっと恥ずかしい(-_-;)