新聞の見出しは読者の関心をどこまで引き出せるか、記者が考えている現実をどこまで端的に言い表せるか、という真剣勝負の場だろうが、国連の安保理が同じ方向を向いてはいるが歩くスピードに差があることを上手く表現しているように思う。
中国とロシアにはそれぞれ思惑があるということか。簡単に解決できる問題ではないだろうが、最近、新聞の見出しを見ていて思うことは、中国のプレゼンスがどんどん高まっているということだ。私が社会に出て働き始めた頃は「米ソ」という二大強国が競い合う冷戦時代で、当時の中国はまだまだ貧しく、人民服を着た人々が自転車に乗って道路を行き交う・・・そんな写真が多かったように思う。
それが今では世界第2位の経済大国だから、中国が提唱する「一路一帯」にも現実味がある。中国から中東、アフリカ、欧州までを含む広大な経済圏の構想だか、かつてはシルクロードと呼ばれた交易の歴史がある地域と重なるから、それを言われると見たこともないのに郷愁の念まで湧いてくる。
この「一路一帯」が力強く前に進むかどうかは、今後の中国の経済成長やリーダーシップに依るところが大きいと思うが、そんなに矢先に起こってしまった朝鮮半島の問題だから、中国の総合力で事態の収拾を図って欲しいと思う。実はみんな、中国の出方を注目しているような気がする。
