東西四大学とは早稲田、慶應義塾、関西学院、同志社の四大学で、出演されるOBは大学生時代に各校の男声合唱団で歌っておられた方々だ。2年に一度開催され、なかなかチケットが入手できないと聞いていたが、今回は同志社大学グリークラブのOBから譲って頂いた。
初めて聴いた演奏だし、たった一度の経験だが、今日の印象で言うと、「躍動感の関西学院」、「厚みの早稲田」、「調和の慶應義塾」、「喜びの同志社」という感じだろうか。偉そうに好き勝手言ってすみません!
関西学院は「アイヌのウポポ」というアイヌの人々の暮らしや伝統的な祭りをテーマにした曲を歌われたが、音の強弱やリズムに躍動感があり、身体を揺するような迫力があった。早稲田は「北斗の海」という草野心平作詞の曲を演奏されたが、冷たい海、荒れる海、長閑な海などさまざまな海の情景が目に浮かぶ演奏で、厚みのある合唱だから表現できるのかなと思った。
慶應義塾は男声合唱とピアノのための「ジプシーの歌」という曲を歌われたが、模範的とでも言えば良いのか、見事に調和の取れた合唱で、ラグビーに例えれば、一糸乱れぬ組織プレーで相手に付け入る隙を与えない完成されたチーム、だろうか。素晴らしかった。
さて、同志社だが、デュオーパの「荘厳ミサ」」から6曲を演奏された。今回の演奏会では唯一の宗教曲だったが、神様を信じる喜びのような感情や安定感に満ちており、歌詞の意味は分からずとも、そういう喜びや信仰を元に力強く生きようという熱い思いが伝わってきたように思う。
最後に、全ての方々が舞台に上がり、「希望の島」と「斎太郎節」を歌われたが、こういうのを「圧巻」と言うのだろう。力強い歌声に圧倒され、心からの拍手を送った。

